2007年5月14日月曜日

お友達のおうち


バークハムステッドにあるお友達のおうちに行ってきました。
M25という高速道路の環状線がロンドンを包んでいますが、それを時計の文字盤にたとえると、10時半をちょっと出た辺り。
地下鉄はありませんが、鉄道でロンドン市内までそんなにかからないので通勤している人もたくさんいます。
でもイギリスでは在宅勤務の人がたくさんいます。
オフィスにはデスクはあるものの、ミーティングなどがない限り、わざわざ足は運びません。
お友達のべブもそんな一人でオフィスには週に1-2日顔を出すだけ。
海外出張も多いので、普段は家でのんびり仕事をしています。
一人暮らしのビジネスウーマンの家って、どんなものを想像しますか?
べブのおうちはテラス(西洋長屋と辞書に書いてありますけど、なんだかなあ・・・)です。
典型的な元労働者の家で、こちらではTwo up two downと呼ばれています。
ドアを開けるといきなり部屋で、ホールがありません。
そのまま奥が次の部屋、昔はこのタイプの住宅は庭にトイレがありましたが(リトルダンサーに出てきたでしょ?)、今は増築されていて、お台所にコンサバトリー、そしてお庭と続きます。
2階には寝室が2つにバスルーム、屋根裏部屋を改造した3階の部屋もあります。
「245000ポンドで3年前に買った」そうですが、同じ並びのにたような間取りがこの間350000ポンドで売れたそう。
3年で10万ポンドの値上げ、イギリスでは別に驚く数字ではありません。
ブレアさんの治めた10年間に家の値段は3倍になりました。
べブみたいに買い換える人はいいのですが、初めておうちを買う人たちには随分とハードルが高くなってしまいました。
よく家を空ける、彼女の悩みがお庭で、いろいろ庭師を換えたそうですが、去年ぐらいに今のスタイルに落ち着いたそうです。
芝生をなくしてしまったことでメンテナンスはぐっと楽になったそう。
バークハムステッドは傾斜が多い土地柄なのですが、それを生かして庭に段差をもうけてあります。
どの場所に立っても(座っても)まったく違う雰囲気を楽しむことができます。
季節によって鉢を動かすことができますから、イメージをぐっと変えることが容易にできます。

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